
NBAには審判で殿堂入りを果たす人も多く、ファンにも名前を覚えられるなど有名な方がいます。
日本ではそれほど審判に対してフォーカスする事が無いように思えますが、NBAでは審判をヤジったり、SNSで叩かれたりするのは日常茶飯事です。
今回はそんな「NBAで活躍している審判の年収はいくらなのか?」について調べてみました。
日本とは比べ物にならないくらい高給取りです!!
目次
日本のバスケ審判制度とは?
「日本バスケット協会(JBA)」が審判技術の向上と平準化を図る為に公認審判資格制度を設けています。
また2016年にはBリーグ発足に伴って審判の増員が必要になり、そのタイミングでこれまでと制度が少し異なりました。
制度 | 審判資格判定 | 資格 |
旧制度(~2016) | 各都道府県が定める審判基準 | AA級公認、A級公認、日本公認の3段階 |
新制度(2016~) | 全国共通ライセンス制 | S級、A級、B級、C級、D級、E級の6段階 |
審判資格を取る場合には、「実技+講習」を受ける必要があります。自分が試験を受けるライセンスにより内容、支払う金額は変わってきます。

また「賄賂、不正防止」の観点から自分が審判をする試合は3日前に通達されるようになっています。
なので突然、北海道に言ってくれなど言われる可能性がありますがもちろん交通費、宿泊費は支給されます。
審判に興味のある方は、JBLホームページからまず「Team JBL」でID登録を行って講習を受講してみてください。詳しくはJBLホームページを参照ください。
日本の審判の年収は?

日本ではプロ契約を結んでいるのは「加藤 誉樹さん、漆間 大吾さん」の2名だけです。
しかし、プロ契約を結んでいるからと言って選手のように高年俸ではないと思われますが、おそらくサラリーマンの平均よりはもらっていると思います。
加藤さんについては「元みずほ銀行員」だったようなのでサラリーマン時代と同等かそれ以上はもらっているのではと推測しています。
それ以外の審判は全員が副業として審判をしている方です。この方達は、試合で笛を吹く度に1試合当たり「1~2万円」程度支給されます。
支払われる金額は、審判のライセンスによって少し幅があります。
またBリーグでは少し金額が上がるようで「3~5万円」程度と言われています。
NBAの審判制度とは?
NBAの審判になるには、まずバスケット協会に登録し高校生、大学生の試合で経験を積む必要があります。
その他にも全米各地で行われる講習会などに参加するなどしてまずサマーリーグでの審判を目指します。サマーリーグで審判ができるようになるまで約10年前後かかるようです。
そこからNBAの下部組織であるGリーグで審判経験を積み、NBAの審判になれるチャンスを伺います。
例えばS級ライセンスを取ったからと言ってすぐにNBAで審判ができるわけではなく、地道に実績を積んで協会に認められればNBAでの審判ができる可能性があるといった感じです。
以前はトライアウトがあったようですが現在もあるのかは不明です。
確かにNBAの審判を見るとあまり若い人がいないのは下積みが長いからなのかもしれません。
NBA審判の年収は?
NBA審判の年収は以下の通りです。
- 一般レベル:8万5千ドル(約1000万円)
- トップレベル:30万ドル(約3500万円)
日本と比べてしまうと桁違いの額ですが、そもそも日本とNBAでは選手の年俸も全然違うのでそれは当然かもしれません。
選手の年俸の平均は約7億円と言われている世界なので1000万くらい審判ももらわないとやっていられないですね。
ちなみに八村でもルーキーイヤー(1年目)でも1億を超えてくる世界なので日本とはスケールが全然違います。
NBA審判で有名な人は?
ディック・バヴェッタ

審判として殿堂入り果たしている方で、大学卒業後から約10年間は高校の試合で審判を続け、のちに地域のプロリーグでも審判をしていた。
その後、NBA審判のトライアウトを受けましたが、9年連続で落ちるなど中々NBA審判員になれず苦汁を飲みました。NBA審判になった後も、約10年間は最低レベルの審判に位置付けられいました。
レフェリー技術を向上する為、猛勉強しながらも審判としては初めてフィジカルトレーニングを行い、体力面の強化も合わせて実施しています。
その結果、次第に審判としての評価が高まり、大舞台での審判を行うようになりました。
また予定された審判を一度も休む事無く2600試合で笛を吹くなど「レフェリーの鉄人」と呼ばれています。
ジョーイ・クロフォード

この方は逆に審判としての評価が低く、史上最悪の審判の呼び声高いです。
彼は26歳の時にNBAの審判となりましたが、審判として2000試合達成、プレーオフやNBAファイナルでも審判を務めるなど実績があります。ではなぜ彼が最悪の審判と呼ばれるのかは、「誤審」と思われる不可解なジャッジが多いからです。
・ベンチにいたティムダンカン退場事件
ベンチからクロフォードを馬鹿にし笑っていたとしてテクニカルファウルを取り退場とされました。しかし実際にダンカンは笑っていたがそれが彼を馬鹿にしたかはわからないです。
ダンカンも抗議しましたが覆る事が無く、最終的には両者に罰則が科されました。
・クロフォードタックル事件
コートのライン際でボールを保持していたデイモン・ジョーンズへクロフォードがタックルしてしまい、コート外に押し出しました。
これなら何してんだよくらいで済む話ですが、その直後、デイモンをマークしていたチャウンシー・ビラップスのファウルを宣告。
もちろん、チャウンシーは全く触れておらずなぜ彼がファールなのかは謎です。
などよくわからないジャッジが多くありました。
それでもNBA審判として長年やってこれたのは基本的には正しいジャッジができているという事なのでしょう!たぶん。
まとめ
NBA審判が1000万~3000万円も収入があるとは意外でした。
選手が現役として活躍できるのは約30代後半までですが、審判は60歳前後までやっている方がいると考えると息の長い仕事ですね。
日本人でNBA審判にチャレンジしている方もいるようなので、いずれ日本人がNBAで審判をする時が来るかもしれません。
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