バスケットをやっている方は一度は自分のシュートフォームってどうなんだろうと思った事があると思います。
自分のシュートフォームがきれいなのか、汚いのかの判断をするには、まずどんなシュートフォームがきれいなのか知る必要があります。またシュートフォームの善し悪しが果たしてシュート成功率に関係あるのかと疑問がある人もいると思います。
そこで今回はシュートフォームに関して解説していきたいと思います。
シュートフォームを直す必要ある?
そもそもシュートフォームは直す必要があるのでしょうか?
結果から言うと「自分が満足する範囲で安定してシュートが入っているなら直す必要なし」です。
でもよくシュートフォームの話をしていると「〇〇君のシュートフォームってきれいだよね」などなぜか他人と比較されます。バスケットはボールをリングに入れるスポーツなので、正直シュートが入ればどんな投げ方でも問題ないと思います。
むしろフォームを直す事でシュートが入らなくなったりする可能性があり、リスクもあると思います。
しかし、よりシュート力を向上させたい人はシュートフォームを見直すべきです。但しこれは誰かのマネをしろ、きれいなフォームに直せというわけではありません。
自分にあったフォームを見つけられれば良いです。
そしてそのシュートフォームを見つけるには、まずシュートが入らない人の特徴を理解して頂くとわかりやすいです。
シュートが入らない人の共通点
シュートが入らない人の特徴は大きく分けてこの2つです。
原因:シュートフォームが毎回バラバラ、手首の返し方が曲がっているなど
原因:手でシュートを打っている、足の力を上手く使えていない、手首の力が弱いなど
シュートが入らない人の特徴に対して色々な原因が思いつくと思います。まずこのようにシュートが入らない原因を具体化して考える必要があります。
シュートがいつまでも入らない人はシュートを反復練習すればそのうち入るようになると思っている人が多いですが、ただ打っているだけではシュートが入るようにはなりません。
何が原因で入らないのかをまずしっかりと頭で理解する事が必要です。
シュート力を向上するコツ
では、どうすればシュートが入るようになるのか?
それは、反復してシュートを練習するしかありません。但し、先ほど言ったようにただ練習しても非効率ですしあまり入るようにはならないと思います。
ゴールが入った入らないで判断するのではなく、ボールの軌道、手からボールが離れた時の感覚から何が良くて何がダメだったのかを考え、次はそこを意識しシュート練習をひたすら繰り返す
シュート練習手順
①自分がよくシュートが入るシュートフォーム、手首と手先の感覚を確認します。
②そのフォームでシュートが打てるよう一つ一つ確認しながらシュートを打ちます
③打ったシュートが①のフォームと比較しどうだったかを考えます
④どうすれば①のフォームでシュートが打てるのか対策を考えます
そうやって起きた問題に対し対策を考えて繰り返し練習していると、自分の中でシュートフォームが確立されてきます。そして次第にシュートを打った瞬間に入る、入らないがわかるようになってきます。
なのでその感覚でシュートを毎回打てるようになるまで反復で練習を繰り返します。大切なのはシュートフォームがきれいかではなく、自分がシュートの入るフォームで毎回シュートが打てるかが重要になります。
セットシュートで10本中8本入るようになれば試合中もそれなりに入るようになると思います。とにかく同じフォームでシュートを打てるフォームを習得する事が非常に大事です。
理想のシュートフォームとは?
ここまでシュートフォームはあまり関係ないと言ってはいましたが、理想のシュートフォームというものもあります。
バスケット始めて数年経っている人は独自のフォームがあるのでそれを修正する形で問題ないですが、これから始めますという方は理想のシュートフォームで練習した方が絶対良いです。
なぜ良いのかというと「全てにおいて無駄がなく、安定したシュートが打てる」からです。素人の場合、変な癖が無いので覚えるのも早いと思います。
理想のシュートフォームと言えるNBA選手が2人いるので解説していきます。
レイ・アレン
1996~2014年までNBAで活躍した伝説の3Pシューター。当時レギュラーシーズンの最多成功数269本を記録しました。また通算3ポイントシュート成功数: 2,973は歴代1位の選手です。
フォームに変な癖もなく、まさにお手本にすべきシュートフォームです。
クレイ・トンプソン
ウォリアーズでステフィンカリーと共に「スプラッシュブラザーズ」と呼ばれ、3Pシュートを量産しています。ややステフィンカリーの陰に隠れ気味ですが、ノリに乗っている時の彼は間違いなくカリー以上の存在です。1Qでの3Pシュート成功数9本や1試合3Pシュート成功数14本はNBA記録です。1Q(12分)で9本決めるってもはや破る事ができない記録だと思います。
シュートフォームが綺麗なのは間違いないですが、何より体がほとんど流れず毎回同じフォームで打ててるのが凄い所だと思いますj。
まとめ
既にある程度シュートが入る人は、無理に理想のシュートフォームを追い求めずに
自分のフォームを悪い所を修正していくのが良いと思います。
全く入らない人、素人の人はまず理想のシュートフォームを意識しながら練習するのが良いと思います。
シュート成功率を上げるには反復練習しかないので、入る時と入らない時の違いを確認しながら練習してみてください。
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