年に1度の祭典「NBAオールスターゲーム」が毎年2月に開催されます。毎年数多くのスター選手が選出され、ベテラン・若手選手関係なく人気/能力が高い選手のみが出場できる大会です。
普段は敵同士の選手達が同じチームとしてプレーしている姿は、オールスターでしか見れないかもしれません。
以前は「EAST vs WEST」と東西に分かれてチーム分けを行っていましたが、現在は東西チーム関係なくチーム分けを行っているので、誰もが同じチームに選出される可能性があります。
どのようにチーム分けを行うか?選出方法など下記をご覧ください。
またNBAオールスターゲームが行われる週末は「オールスターウィークエンド」と呼ばれ、他にもさまざまなイベントが行われます。
そのイベントの一つが「ライジング・スターズ・チャレンジ」という大会になります。そこで今回は「どんな大会なのか?選手はどのように選出されるのか?」をお話したいと思います。
ライジング・スターズ・チャレンジとは?

ライジング・スターズ・チャレンジとは「NBA1年目の選手と2年目の選手で構成されたチームの間で行われる対抗戦」の事です。2011年まではルーキーチャレンジと呼ばれていました。
大会はNBAオールスターゲームの前々日の金曜日に行われます。
出場選手は各チームのアシスタントコーチによる投票によって選出され、ヘッドコーチはオールスターゲームのコーチングスタッフの第一アシスタントが務めます。
通常1Q12分の4Q制で行われますが、この大会では「前後半20分の計40分」で行われます。
2012年から「ライジング・スターズ・チャレンジ」に名称が変更されてからは、元NBAプレイヤーがジェネラルマネージャーとなり、試合に選出された1年目の選手と2年目の選手から交互に選手を指名。
1年目の選手と2年目の選手の混成チームを編成する形式となっています。
2015年以降は、アメリカ出身選手で構成されたチームUSAとアメリカ以外の出身の国際選手で構成されたチームWORLDによるゲーム形式に変更されました。
過去の勝敗は?MVP選手は?

2015年から「Team USA vs Team WORLD」で対戦していますが、アメリカとそれ以外の国で分けて戦うというのは、NBA全選手の中でアメリカ人の比率が圧倒的に多いという事なんだと思います。
では、どちらが強いんでしょうか?2015年以降の対戦成績を確認してみました。
年代 | WORLD | – | USA | 勝者 | MVP選手 |
---|---|---|---|---|---|
2015年 | 121 | – | 112 | WORLD | アンドリュー・ウィギンス |
2016年 | 154 | – | 157 | USA | ザック・ラヴィーン |
2017年 | 150 | – | 141 | WORLD | ジャマール・マレー |
2018年 | 155 | – | 124 | WORLD | ボグダン・ボグダノヴィッチ |
2019年 | 144 | – | 161 | USA | カイル・クーズマ |
2020年 | 131 | – | 151 | USA | マイルズ・ブリッジズ |
試合自体はオールスターゲーム同様、両チーム選手が本気でやっているというよりは、選手も楽しいながら盛り上げるプレーが多いです。もちろん本気でプレーしているシーンもありますが和気藹々な雰囲気で試合が行われます。
また2018年まではTeam USAは1勝3敗と負け越していましたが、2019年、2020年で2連勝しており対戦成績は3勝3敗となっています。
2020年 日本人で初出場「八村 塁」

八村塁が日本人で初めてこの試合には出場しました。試合序盤からダンクを連発し「14得点7リバウンド5アシスト3スティール」を記録して会場を盛り上げました。日本人選手が次世代のスター選手と一緒に試合しているのは見ていてワクワクしました。
八村は試合後のコメントで
「緊張せずいつも通り楽しむことを意識していました。この舞台に立ててすごく光栄だし、日本人として誇りに思います。日本でもオールスターをたくさんの人が見てくれると思う。これから日本のバスケットボールの発展に貢献していきたい」
と話をしています。
まとめ
ライジングスターチャレンジは「NBA1年目、2年目」のスター候補が選出され、「Team USA vs Team WORLD」で試合が行われます。
そこに2020年には日本人で初めて八村塁が出場し活躍しました。今後も多くの日本人選手が出場できるようになっていつかオールスターゲームに出場する日本人が出てきてほしいです。
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