
近年、八村塁、渡辺雄太などNBAで選手として活躍しており、日本でも徐々にNBAの知名度、人気度が上昇していますが、実は日本人でNBAでチアリーダーとして活躍している女性は意外と多いです。
また日本でもチアリーダーを題材とした映画やドラマが放送されたり、日本でも人気のあるスポーツになりつつあると思いますが その本場はアメリカです。
その為、アメリカではレベルが高く競争率が高くなり、NBAチアリーダーになるのは非常に大変です。
今回はそんな難関を突破した日本人チアリーダーはどのような人がいるのかをご紹介します。
NBAチアリーダーとは?どんな仕事があるのか?
チアリーダーはアクロバディックなダンスやかけ声で選手を応援する事や会場を盛り上げる事が主な仕事なのですが、実は色々数多くの仕事があります。また実はチアリーダーは収入面で特に厳しい世界でもあります。
詳しくはこちらをお読みください。
日本人チアリーダーはどういう人がいるのか?
平田恵衣(ヒラタ ケイ)

生年月日 | 1984年8月24日 |
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出身地 | 千葉県千葉市 |
身長 | 163cm |
チアリーダー経歴
年代 | 所属チーム |
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2006-2008 | NPB 「千葉ロッテマリーンズ」 |
2009-2010 | IBM 「BigBlue Cheerleaders」 |
2011-2012 | Jリーグ 「JEF UNITED 市原・千葉」 |
2011-2012 | 東京ガールズ チアダンスチーム |
2012-2014 | NBA 「オクラホマシティ・サンダー」 |
2017-2018 | アルビレックスチアリーダーズプログラムディレクター |
2018-2019 | NBA 「オクラホマシティ・サンダー」 |
大学3年生の時にチアリーダーになる事を決意。
中学の時に見たアメリカのチアリーダーのドキュメント番組をみていつか自分もなりたいと憧れ、就活時期だったが今チャレンジしないと一生後悔すると覚悟を決めてプロ野球チーム「千葉ロッテ」のチアリーダーオーディションに見事合格しました。小さい頃にクラシックバレエの経験はありましたがチアリーダーとしての経験はありませんでした。
会社員として働きながら「プロ野球、サッカーチーム」のチアリーダーとしても活躍し、2012年にNBAチアリーダーへ挑戦する為に渡米。
見事オクラホマシティ・サンダーのチアリーダーチーム「サンダーガール」に合格し、そこから2年間チアリーダーとして活躍しました。
現役引退後は日本へ帰国し、チアリーダーの指導やスポーツを通じた被災地支援、チアリーダーのアドバイザーとして自分の知識・経験を次世代に引き継ぐ活動をされていました。
また2017年11月よりバスケットボール男子日本代表オフィシャルチアリーダーズ「AKATSUKI VENUS」のキャプテンとして現役を再開し、2018年には再度オクラホマシティ・サンダーのチアリーダーチーム「サンダーガール」に合格し、チアリーダーとして活躍されています。
2回目の「サンダーガール」は、メンバー唯一の外国人で最年長の34歳。彼女は「現役で踊れるのも長くてあと2年。自分がどこまでいけるのか、一瞬一瞬を大切に頑張ります」と話しています。
小池絵未

生年月日 | 1983年11月7日 |
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出身地 | 東京都渋谷区恵比寿 |
身長 | 158.5cm |
チアリーダー経歴
年代 | 所属チーム |
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1999-2001 | 東京高校チアリーディング部JUICES |
2005 | ウェスタン・ケンタッキー大学チアダンスチーム |
2007-2008 | NHL 「ナッシュビル・プレデターズ」 |
2009 | NBA 「アトランタ・ホークス」 |
2010 | NHL 「アトランタ・スラッシャーズ」 |
2011-2012 | NFL 「ニューヨーク・ジェッツ」 |
3歳からクラシックバレエを始め、小学校卒業後に家族で渡米して2年間をニューヨークで生活。日本に帰国後、高校から競技チアを本格的に開始して東京高校チアリーディング部JUICESでは、1999、2000、2001年と3年連続でチアリーディングの日本選手権大会ジャパンカップで第3位入賞。
高校卒業後は米国のウェスタン・ケンタッキー大学に進学。大学のチアダンスチームに3年間所属し、2005年にはNCA/NDA全米大学チア・アンド・ダンス選手権で全米優勝。
大学卒業後は2007、2008年にNHLナッシュビル・プレデターズ、2009年にNBAアトランタ・ホークス、2010年にNHLアトランタ・スラッシャーズのダンスチームのメンバーとして活躍しました。
2011年5月、NFL・ニューヨーク・ジェッツのチアリーダー、「フライト・クルー」に合格。ジェッツの日本人チアリーダーは亀村和代に次いで2人目。
これにより、日本人初の「NHL・NBA・NFLのアメリカメジャースポーツ全てのチアリーダー」となりました。
2013年から2016年まで、日本でプロチアチームのアドバイザーとして、海外を目指すチアリーダーの指導をしたり、キッズチアを指導をしています。
2016年以降はスポーツの取材以外にも、日本の国連加盟60周年を記念して、外務省 国際機関人事センターの応援チアリーダーとして、世界で活躍する国際機関の日本人職員の取材も毎月していてニュースレターを配信するなど世界との架け橋として活躍されています。
伊藤奈美

生年月日 | 1991年1月23日 |
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出身地 | 京都府京都市 |
身長 | 155cm |
チアリーダー経歴
年代 | 所属チーム |
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2009-2011 | 社会人アメフトXリーグ「アズワンブラックイーグルス」 |
2013 | 楽天へ就職 |
2013-2014 | 社会人アメフトXリーグ「鹿島ディアーズ」 |
2014-2015 | 社会人アメフトXリーグ「リクシルディアーズ」 |
2016-2018 | NFL 「ニューヨーク・ジェッツ」 |
2018-2020 | NBA 「ゴールデンステイト・ウォリアーズ」 |
元々日本の高校で先生から誘われてアメリカンフットボールのマネージャーを3年間行っていた時に本場アメリカの舞台にチアダンサーとして立つという夢を抱きました。
そこで18歳の時にチアダンスの経験は全くなかったが、日本社会人アメリカンフットボールリーグの「アズワンブラックイーグルス」チアダンスチームに見事合格しました。
その後、楽天に就職したがXリーグの「鹿島ディアーズ」、「リクシルディアーズ」、「オールスタープロチアリーダーズ」にてチアダンサーの活動を続けました。そしていつかアメリカの舞台に立ちたいという夢を叶えたいと思い日々トレーニングを行っていました。
とはいえ、アメリカでチアダンスをやるなら会社を退職して大学院に進学するしか選択肢はないだろうと思っていたが、2016年にナショナル・フットボール・リーグ(NFL)「ニューヨーク・ジェッツ」のチアダンスチーム入団トライアウトに合格。
会社と相談した結果、2016年の6月から1年半「楽天トラベル」の国際営業部に所属へ異動となりチアダンサーとして活躍しました。
その後、2018年にNBA「ウォリアーズ」のチアリーダーにも挑戦し見事合格。しかもその年にチームはNBA準優勝するなど非常にいいシーズンを迎えられました。
またチアリーダーは1年更新の為、2019年に再度オーディションを受け2019-2020年シーズンも合格し活躍しています。
海東奈月

生年月日 | 1981年12月22日 |
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出身地 | 茨城県取手市 |
身長 | 163cm |
チアリーダー経歴
年代 | 所属チーム |
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2004-2009 | 社会人アメフトXリーグ「鹿島DEERS」 |
2010-2012 | NBA マーベリックス チアリーダー |
2014 | NFL ヒューストン・テキサンズ チアリーダー |
高校、大学でチアリーダーとして活躍し、大学卒業後は鹿島建設に就職しました。
2004年から2009年までの5年間社会人アメフトXリーグ「鹿島DEERS」チアリーダーとして活躍し、2005年から副キャプテン、2007年からはキャプテンを務めました。また社会人アメフトXリーグオールスターチーム「VENUS」メンバーとしても活動。
2010年には単身渡米し、NBAの「ボストン・セルティックス、ニューヨーク・ニックス、ロサンゼルス・クリッパーズ、ダラス・マーベリックス」のオーディションに参加し、約300人が参加したマーベリックスのオーディションで合格しました。
また2010-2011シーズンには日本人で初めてNBAファイナルの舞台で踊り、ワールドチャンピオンチームのダンサーとなりました。その後、2012年8月にNBAの「サンアントニオ・スパーズ」のオーディションにいったんは合格しましたが契約までは結べませんでした。
しかし、2014年4月にはNFL「ヒューストン・テキサンズ」チアリーダーのオーディションに合格しチアリーダーとして活躍しました。
寺田智美

生年月日 | 1988年??月??日 |
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出身地 | 埼玉県深谷市 |
身長 | ???cm |
チアリーダー経歴
年代 | 所属チーム |
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???~2016 | アメフト社会人チーム「SEA-Cheer」 |
2018 | NBA サンアントニオ・スパーズ「シルバーダンサー」 |
2019 | NBA クリーブランド・キャバリアーズ「キャバリアガールズ」 |
高校からチアダンスを始め、大学から本格的にチアリーダーとして活動しています。
大学卒業後もOLとして働きながらアメフト社会人チーム「SEA-Cheer」のチアリーダーとして活躍しました。2016年にはキャプテンも務めていたようです。
30歳前には引退すると考えていましたが、最後に思い出作りのつもりでNBAダンサーサンアントニオ・スパーズ「シルバーダンサー」のオーディションを受け見事合格。
平均年齢が25歳と若いチームながら最年長としてチームをまとめ活躍しました。 また体に障害があるお姉さんはNBAが大好きなので、本場のアメリカで試合を見てほしいと思い、家族全員を試合に招待しています。
しかし、2018年5月に突如チアダンスチームが解散されました。NBAの女性だけで構成されるダンスグループを解散するのは初めてだったようで衝撃がありました。でも翌年2019年にはクリーブランド・キャバリアーズの「キャバリアガールズ」に合格し活躍しています。
まとめ
一部の日本人チアガールをご紹介しました。20代前半など若い人がやっているのかと思いましたが、意外と30歳を超えてから挑戦している人も多いようでした。また身長も小さい人もいて「あまり年齢、見た目は関係ない」と思います。やはりダンスのクオリティとチアリーダーになりたいという情熱が最も必要なのだと思います。
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