今年は八村塁がワシントン・ウィザーズに全体9位で指名され、その様子を連日テレビなどで見る機会が増えてきました。
八村は開幕前の予想に反し、まだ数試合ですがチームに欠かせない選手になりつつあります。
バスケットが盛り上がりつつある日本ですが、ついにアメトークでも「NBA大好き芸人」が放送されました。NBA好きの私でもとても楽しめる内容になっていて非常に面白かったです。
全くNBAに対して予備知識の無い方などは、こんなにすごい選手がいるんだなと思ってもらえたらよかったかなと思います。
そこで今回は番組観たけどあまり良く分からなかった人や、見逃した人向けにアメトークで紹介された内容をご紹介していきたいと思います。
そもそもNBAって何?
アメトーク内ではあまり紹介されていませんでしたね。
NBAはバスケでしょ?くらいしかわからない方はまずこちらをご覧ください。
アメトーク番組内容、出演者は?

今回NBA大好き芸人として「ハライチ 澤部、ココリコ 田中、麒麟 田村、レイザーラモン RG、ラバーガール 飛永、ハナコ 岡部、プリキカラス 小林」の7名が出演。
MCは蛍原、ゲストとして「陣内智則、山崎弘也」が出演しました。
番組の内容としては、各個人が紹介したい人、出来事を紹介する流れでした。
私的には懐かしい選手や知らない情報など多くとても面白い内容でした。
もっと掘り下げてしゃべって欲しかったですが時間に制限があるのでしょうがないですね。
それではそれぞれ何について話をしたのかご紹介します。
澤部紹介「八村 塁」

今年のNBAドラフトで日本人で初めて1巡目全体9位でワシントン・ウィザーズに指名され話題になりました。
その活躍ぶりを連日ニュースで紹介されるなど日本でもかなり認知度の高い選手です。
八村は高校生の時から大活躍しており、高校3年間ウィンターカップと呼ばれる冬の全国大会を3連覇しています。
3連覇した際のインタビューで八村は、「バスケットはすっごいすっごい楽しいです」と答えています。
これに関して麒麟 田村が話していた内容ですが、1年目は「バスケは楽しいです」、2年目は「バスケはすごく楽しいです」と年を増すごとにバスケがより楽しくなっている事を感じさせるインタビューになっていると紹介していました。
高校生の時からインタビュー慣れしている感じがでていて本当にすごいと思えたシーンでした。
八村選手に関しては以前記事にしているのでこちらも併せてご覧ください。
田中紹介「ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン」
ゴールデンステイト・ウォリアーズに所属する二人ですが、彼らといえば「スプラッシュブラザーズ」という愛称があります。
これは、彼らは3Pシュートが異常なほど入るのですが、その様が滝のように見えるという事からついたと紹介されていました。
特にステフィンカリーを紹介されていましたが、ブザービーターでの超ロングシュート(推定20m以上)の距離から数多くのシュートを決めています。
彼があまりに入るので4Pシュートを検討していると番組内で紹介していました。
また、他にもレギュラーシーズンでの3Pシュートの成功数記録など取り上げられていました。
それまでレイ・アレンが持つ1シーズンでの3Pシュート成功数269本の記録を、2015-16シーズンにカリーが402本決めて記録を大きく上回っています。
この記録はダントツ過ぎて今後抜かれる事のない記録なのではと言われています。
RG紹介「レブロン・ジェームズ」

マイケル・ジョーダンに次ぐ有名選手なのではないでしょうか?
彼はそもそも何が凄いのかというと強靭過ぎる肉体です。しかし、肩回りの筋肉が大きすぎるせいで半袖のユニフォームの場合、「Tシャツの袖やぶれがち」とRGがレブロンあるあるを紹介していました。
そしてパワーだけではなくテクニックもあり彼がいるだけでそのチームが優勝候補と言われてしまうくらいの影響力があります。
また故郷に小学校を建て学費無料、給食費なども全て負担するなど地元へ恩返しをしている人格者です。
また彼はユニークな人でチームメイトがインタビューを受けている時など変顔でカメラに写ったりする一面もあります。
番組内で下記の写真が紹介され、この写真のマネするなどいじられていました
。他にどんな変顔があるのか調べましたがほとんどこの顔でした。変顔のレパートリーは少ないようですね。
澤部紹介「カワイ・レナード」

彼は今年からはロサンゼルス・クリッパーズへ移籍していますが、昨シーズン「スパーズ → ラプターズ」へ移籍し球団初のNBAチャンピオン、ファイナルMVPを獲得するなど大活躍でした。
番組内でも紹介されていましたが、カンファレンスセミファイナルでの76ersとの第7戦で決めたブザービーターは歴史に残るシュートでした。
また彼は「クロウ(手)」というあだ名があり、その由来は彼は手が非常に大きく、手の付け根から先端までで30cmあるそうです。
その手を生かしてディフェンスではボールをカットしたり、相手の顔の前に手を出すことで視界を遮るなど手が大きい事がディフェンス面で良い効果を生み出しています。
彼は元々、ディフェンス力を評価されている選手でしたが、キャリアを積む事で得点能力が向上し今では止める事が難しい選手にまで成長しています。
八村のプレースタイルは、当時のレナードに似ているという事から彼をお手本にすべきだと言われています。
彼が所属していたラプターズが初優勝した2018-19シーズンの活躍ぶりを下記にまとめてありますのでご覧ください。
小林紹介「ビンス・カーター」
彼は現在は42歳で現役のNBA選手です。
彼と言えば、スラムダンクです。番組内でもダンクコンテストの様子が放送されていました。
当時最高到達点が380cmと跳躍力が異常です。当時、ダンクに関しては群を抜いて凄かったのでとても印象に残っています。
またアメリカ代表として出場したフランスとの試合で、218cmある相手選手を飛び越えてダンクを決めました。
そしてかわいそうな事にそのダンクを決められた相手選手はNBA入りが決まっていたそうですが、あんな化け物がいる所でバスケはできないと辞退した紹介していました。
相手選手の心を折ってしまうほど強烈にインパクトのあるゴールでした。
田中紹介「シャキール・オニール(シャック)」

誰もが認める史上最強のセンター。
彼の持ち味は屈強過ぎる肉体で”SHAQ ATTACK(シャック・アタック)”と呼ばれる豪快ダンク。
しかし、パワーがあり過ぎるので度々バスケットゴールを破壊しています。
壊れる度にバスケットゴールの耐久性が見直され、より頑丈なゴールになったと紹介されていました。
またシャックの足はとても大きく「42cm」あると番組内で紹介されていました。
ザキヤマの足のサイズが27cmだと言っていたので一般男性の平均サイズです。
足の裏が倍以上の面積ありますね。
飛永紹介「ラッセル・ウエストブルック」

「Mr.トリプルダブル」と言われている選手。
トリプルダブルとは「得点、アシスト、リバウンド、スティール、ブロックショット」の内、1人試合に3項目で二桁(10以上)を記録する事です。
要するにオールラウンダーの証でもあります。昨シーズンには史上2人目の「ダブルトリプルダブル」という3項目で20以上を記録するという大記録を達成しました。
また彼のファッションはとても個性的でむしろ個性的過ぎて私にはおしゃれに見えません。
日本人にはなかなかいないファッションセンスの持ち主です。
上記写真の左側は理解できますが、真ん中の服装だとお笑い芸人のカズレーザーと同じですね。
岡部紹介「ジェームス・ハーデン」

彼は現役NBA選手の中ではNo.1点取り屋です。
昨シーズンも1試合で60得点以上を数多く達成し、2年連続で得点王を獲得しています。今年も八村が所属するウィザーズとの試合で59得点と大爆発。
ハーデンについて八村は
「ちょっと分かんないですね、止め方が。近づけばファウルを取られますし、遠ければスリー(ポイント)を打たれますし。全然得点してないような感じで60点とか取ってますし、考えられない世界ですね」
とコメントしています。それほど圧倒的な存在です。
彼の得意技「ステップバックスリー」はNBA選手でも止めるのが難しく、ステップバック封じとして、ハーデンの後ろを守る事が紹介されていました。普通に考えたらふざけているように見えますが、それほど止められない選手だという事だと思います。
小林紹介「ヤニス・アデトクンボ」

名前が「アデトクンボ」と非常に覚えにくく、この名前をすんなり言えたらNBA通だと思います。
彼は歩幅・腕の長さが長く、スリーポイントラインから2歩でダンクするシーンが紹介されていました。ほとんどフリースローラインから踏み切っていたので跳躍力も凄いです。
最近成長著しい選手で2019年にMVP受賞し、バックス所属の選手では2人目の快挙でした。
また米国外出身でMVPを受賞した史上5人目のプレーヤー。
さらに、MIP(NBA最成長選手賞)も過去に受賞しており、MIPとMVPの両方を受賞した史上初の選手です。
田村紹介「驚きのパスセンス」
パスセンスがある選手として、「ジェイソン・キッド、スティーブ・ナッシュ、マヌ・ジノビリ」などレジェンド級の選手のプレーを紹介していました。
その中でもジェイソン・ウイリアムスのエルボーパスを紹介していました。当時の学生達はみんな真似をして練習していた人も多いと思います。初めて見た時の衝撃はすごかったですね。
飛永紹介「アンソニー・デイビス」

NBAを代表するセンターで現役最強選手とも言われています。
ポジションがセンターでありながらオールラウンダーでシュートレンジも広く抑えるのが難しい選手です。
そして、顔にインパクトがあり、NBAで唯一?眉毛が繋がっている選手。ここまでしっかり繋がっている人は他で見たことないです。
番組では慈善活動、ボランティア活動を日頃から行っていて、クリスマスに子供達にプレゼントを渡す様子が放送されていました。
最後にはプレゼントを積んできた車をその子供たちの母親へサプライズでプレゼントしていました。詳しい背景などわかりませんが、車をプレゼントするなんて普通の人では中々できないですね。
大西ライオン紹介「最長身長選手と最小身長選手」

最も大きな選手は「タッコ・フォール」。
身長は231cmもあり、背伸びでリングを掴む事ができます。
しかしドラフトで指名されず、2way契約でセルティックスと契約しました。
身長が魅力ですがゴール下以外のシュートがあまり入らずまだNBAレベルの選手ではないとの事。セルティックスは時間をかけて育てる方針だと言われています。

最も小さな選手は「マグジー・ボーグス」。
身長が160cmしかなく、2m越えの身長が当たり前のNBAでは致命的なほど小さいです。
しかし、彼はテクニックとクイックネスで大きな選手を翻弄し、14シーズンもNBAの舞台で活躍しました。
彼のように日本人も身体能力的には恵まれなくても、NBAで活躍できると証明しています。
田村紹介「デリック・ローズ」
ローズはマイケル・ジョーダンが所属していたシカゴ・ブルズの本拠地があるシカゴ出身で、当時優勝から遠く離れた位置にいたチームの再建役として期待されていました。
実際に加入1年目からチームの中心選手として大活躍。シーズン3年目には 史上最年少でMVPを獲得するなど期待に大いに応えていました。
しかし、それ以降は度重なるケガでほとんど試合に出場する事がなく、度重なるケガで6シーズンまともにプレーする事ができていませんでした。そしていくつものチームを渡り歩きました。
それでも2018年シーズンにはディンバーウルブスへ移籍し、古巣ジャズとの試合で初スタメンで出場すると鋭いドライブから得点を量産し、キャリアハイとなる50得点を獲得。
復活を印象付けるには十分すぎる活躍で、これを見た陣内は「映画になりそうな話」と絶賛していました。
彼はインタビューで
「僕は復帰する事に対して諦める事はなかった。僕はバスケットが大好きなんだ。自分の子供達に諦めない姿勢を見せたかったんだ」
と話しています。
MVPを獲得した時とはスピード、キレもかなり劣るのでプレースタイルが変化していますが、それでも腐らず頑張っている姿勢が非常に伝わってきて感動しました。
番組最後には、ローズはケガをする前は練習前後など全くストレッチをしなかったそうです。
しかし、ローズがケガをした以降は世界中の子供たちがストレッチをするようになったと笑いを取り終了しました。
まとめ
現役のスター選手を中心に紹介する形でしたが、今回紹介したほとんどの選手が東京オリンピックに参加を表明しています。
どうなるかはまだわかりませんが本当に出場するとなったら凄い話です。
W杯同様に地上波でアメリカ代表の試合を放送してよりバスケットの楽しさが皆さんに伝われば良いなと思っています。
アメトークのNBA大好き芸人の2回目ができるよう日本人選手の活躍にも期待しています。
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